11年間のご縁と絆に感謝して

校長 末廣久行


   新型コロナウイルス感染症に翻弄され続けた令和2年度でしたが、昨年度は中止した年度末の最大行事である文化・芸術発表会が開催できたことに安堵しています。
   感染拡大防止の観点から内容の変更を余儀なくされましたが、例年同様に震災学習を兼ねた発表会とするだけでなく、令和3年度に創立120年を迎える本校の周年行事の一環として、奈良薬師寺の大谷徹奘執事長さんにご講演をお願いしました。
 お坊さんの教訓めいた難解な法話を想像していた誰もが、面食らってしまう心に染み入るご講話に感激も一入でした。
 皆さんの聴話態度や提出された感想文からは、数々の心を耕すお話に感動した様子が伺われ、大谷執事長さんに頂いた『よっぽどのご縁』に、唯々感謝とお礼を申し上げる次第です。
   話は変わりますが、19日の離任式でご挨拶したように、11年間務めた済美高校を最後に、今年度末で私の49年間の教員生活に終止符を打つことにしました。
   アッという間に過ぎ去った済美での11年間でしたが、11年前には在校生の皆さんが幼稚園児だったことを思うと、実は長い・長い年月だったのだと、改めて気付かされました。
   スポーツが大好きで、野球少年だった私が憧れ続けた甲子園へ4回も連れ て行ってくれた野球部の皆さん、全国高校サッカー選手権大会に連れて行ってくれたサッカー部の皆さんを始め、輝かしい成果を残してくれた全ての運動部の皆さん、世界大会に出場した自然科学部などの各文化部の皆さん、更に、音楽専攻コースや食物科学コース、美術科の皆さんの活躍など、スポーツの済美、文化・芸術の済美を、日々実感できた11年間でした。
   また、国公立大学合格137名という新たな記録の達成、難関私立大学等への合格など、進学の済美を実証してくれた特進コースの皆さんの頑張りにも、敬意を表したいと思います。
   終業式でも述べましたが、運動会や文化祭などの行事を牽引してくれた生徒会・家庭クラブ・各種委員会の皆さん、学年・クラスのリーダーの皆さん、そして、何事にも積極的に取り組んでくれた全校生徒の皆さん、熱心にご指導を頂いた先生方のお陰で、楽しく充実した11年間を過ごすことができました。
   最後に、11年の間にご縁と絆を頂いた全ての生徒・教職員の皆さん、同 窓会・保護者の皆様に、改めて感謝とお礼を申し上げて、最後の校長便り並びに離任の挨拶とさせて頂きます。
   11年間、本当にお世話になりました。有難うございました。

令和3年3月23日

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