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【目的・要旨】

講師 鶴見恵子先生

人間の「食」に関わる価値観は多様である。マクロビオティックの考え方を学ぶことで、今まで当たり前と思っていた栄養学の知識や調理法を見直す機会にしたい。また、現在の食事には、様々な加工食品や食品添加物が多く利用されている。しかし、それらに頼らず自然からの恵を最大限に利用することで得られる、食品そのもの自然の美味しさに気付かせたい。更に、異なる考え方を受け入れる柔軟な人間性も身に付けさせたいと考え本講座を実施した。

[1]生徒の発表
 講座は、事前課題であった「マクロビオティックについて」の生徒の発表を聞くところから始まった。
マクロビオティックとは桜沢如一(さくらざわよしかず)が作った造語であり、直訳すると「大きい生命の学」となること、桜沢氏は海外ではジョージ・オオサワと呼ばれたこと、元々は日本で誕生した食事法であるが、外国で先に広まり、逆輸入されて現在の日本に広まっていることなどが発表された。生徒一人ひとりが積極的に取り組んだ課題発表を聞いたうえで、講師は「人間が自然と調和して生きる生き方全体」がマクロビオティックだとまとめた。

調理法を学ぶ生徒

[2]人の歯が示す人間の食の在り方
人間の歯の構成は「門歯8本、犬歯4本、臼歯20本」であるから、野菜:肉・魚:穀物=2:1:5という割合で食べるのが良い。この割合と比較すると、現代人は穀物が不足し、肉や魚を食べ過ぎている。マクロビオティックの食事は、肉や魚乳製品を一切食べない菜食主義という印象を持っている人も多いが、そうではない。自分の身体にとって本当に必要なもの、無理をせずに満足できるものを自然に選んでいくようになること、それがマクロビオティックの食事法である。

[3]「一物(いちぶつ)全体(ぜんたい)」の考え方
 食材はできるだけ丸ごと使うのがマクロビオティックの食事法の基本原則である。皮や種子、根まで食すことで栄養のバランスをとることができる。一般的な調理法では野菜の灰汁は取り除くが、その灰汁までも使う。米も玄米で食べる。玄米として食すと、精米することで失われるビタミンやミネラル、食物繊維まで丸ごと食すことができ、栄養価が非常に高い。また、玄米は水に浸しておくと発芽する。玄米は生きているということだ。食べるという行為は「命をいただく」ということだと実感できる。

左奥:長寿白玉白 右奥:白菜とりんごのサラダ
左前:玄米ドリア  右前:ヒエのスープ、

[4]調理実習 
食材は皮を取らずに調理した。また、ドリアのホワイトソースは、バターや小麦粉、牛乳を使わない方法で作った。マクロビオティック独特の料理法である「蒸し煮」も行って4品の料理を完成させた。

【生徒の感想】

○ ドリアという料理名でも、ホワイトソースの材料は、私がいつも作っているものと全く違っていた。バターの代わりが太白ごま油、小麦粉の代わりに玄米粉、牛乳の代わりに豆乳というように植物性の食品を使い、見た目は普通のドリアと変わらない料理が出来上がったことに驚いた。試食してみると、今日の献立は繊維質が多く、嚙む回数が増えたためかお腹が一杯になった。

○ 白米と玄米の違いがよく分かった。白米は死んでおり、玄米は生きている。だから、水に浸けていると玄米は発芽する。これからは、命をいただいているという有り難みを持って食べ物をいただこうと思う。

○ 肉や魚も使わず、自然由来の調味料を最小限に使うだけのレシピを見たときには、まずいかもしれないと不安になった。しかし、食べてみると、確かに味は薄く派手さはなかったが、優しい味で素材の味がよく分かった。むしろ、体に良さそうな料理であり、決してまずくはなかった。普段の食事の味が濃すぎるのだと反省した。

○ 白米と玄米を比べたら、玄米の方が栄養的と何となく分かっていたけれど、講義を受けて、白米と玄米の違いがこんなにもあるのかと驚き、玄米を食べることは良いことづくめだと思った。

                        

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2019年2月01日
 

 

 
 
 
 
 
 
 

 

 

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